こんにちは。ひらま鍼灸整骨院です。

肘の外側が痛む【テニス肘】。テニスをするときはもちろん、何か物を持ち上げる際やペットボトルのキャップを開けるときなどにも痛みが出てくることもあり、生活に支障が出てしまう方も多くいらっしゃいます。

そんな【テニス肘】について、原因や改善方法、予防についてお話いたします。

そもそも【テニス肘】とは？

【テニス肘】は実は通称で、正式には【上腕骨外側上顆炎】といいます。かつて、テニスをする方に多いお悩みだったのでこのように呼ばれるようになりました。

「上腕骨外側上顆」というところの「炎症」ですので、痛いのは想像に容易いですね。

外側上顆というのは、肘の骨の外側の出っ張りのことをいいます。ここには、肘を伸ばしたり手首や指を反らす役割の筋肉がたくさん付きます。

そのため、テニスのバックハンド動作を繰り返すと、この部分がたくさん引っ張られてしまいますので、骨に炎症が起きてしまう・・・というのが【テニス肘】の発生する原因です。

テニスをする人にだけに起きるわけじゃない

先述したように、かつて【テニス肘】はテニスをする方に多くみられたという報告があります。しかし、近年ではテニスをする方だけでなくデスクワークでパソコン作業が多い方、主婦（夫）の方で人より多く手首や指を使う方、スマホやタブレットを日常的に多く使用する方にもみられるようになりました。

これは何故かというと、先述した「上腕骨外側上顆」に付く筋肉が、手首や指を使いすぎることで硬くなり、骨を引っ張ってしまい、痛みにつながってしまいます。

近年は、テニスをしている方よりも、むしろテニスをしていない方で症状をお持ちの方の割合のほうが増えてきています。

【テニス肘】の改善方法

【テニス肘】は筋肉の使いすぎで起こることがほとんどです。

そこで、一番メジャーな改善方法は「テニス肘バンド」を前腕部に巻くことです。このバンドは、【テニス肘】の原因になっている筋肉の緊張を一時的に緩和することができ、患部にかかる負担を軽減出来ます。

また、使いすぎ＋筋肉の硬さがあると症状はより進行し、治るまでに時間がかかってしまいます。それ加えて硬さの原因にもなる姿勢の歪みがある場合には、その歪みから取り除いていく必要が出てきます。

【テニス肘】にならないために

【テニス肘】は予防出来ます。

先程から申し上げているように、【テニス肘】は使いすぎが原因で起きてしまうので、使いすぎなければ発生する可能性はかなり下がります。

しかしながら、家事や育児で忙しい方に使いすぎるなと言っても少々難しいですよね。

使いすぎないようにすることが難しければ、筋肉の硬さや身体の歪みを整えることで【テニス肘】を予防することができます。

定期的に指や手首のストレッチを行うと、かなり効果的です。

ゼロスポ鍼灸整骨院グループでは、怪我に対しての施術はもちろん、姿勢の歪みを整える「ゼロ整体」というオーダーメイド整体も行っています。

肘だけでなくお身体に違和感・痛みがある方はお気軽にご相談ください。